Ryosuke Kobayashi Guitars

ギター製作家、小林良輔のブログ。製作日誌や理念を綴っています。Ryosuke Kobayashi Guitars。神奈川県相模湖。

Making

工房移転のお知らせ

この度、当工房は神奈川県・旧相模湖地区内で移転いたしました。新工房は大変見晴らしの良い場所にあり、作風にも良い変化がありそうです。 尚、移転に伴う休業日はありませんが、新工房のセットアップのためご依頼頂いておりますギターの製作・修理に遅れが…

Current builds

現在製作中のギターは以下の4本です。 ・Classical RF → sold・Classical RF → 三木楽器さんにて販売予定・RS Granadillo → sold・RS → Blue-Gさんにて販売予定 サイドを曲げる準備ができました。 曲がりました。 サイドとトップ/バックの"のりしろ"となる…

レイズドフィンガーボード(Raised Fingerboard/RF)仕様のギター について

先日、製作中のナイロン弦ギターの製作過程をSNS上に投稿したところ、RF(Raised Fingerboard)の箇所をクローズアップした写真に他よりも大きなリアクションを頂きました。 そこで、私が理解している範囲でRFについて、またRFがもたらす効果とその理論(ある…

Current builds.

現在製作中のギターです。 右から ・Classsical RF (European Spruce/Brazilian Rosewood) ・Nylon Crossover Electric (Western Red Cedar/Granadillo) ・OM-CW (German Spruce/Brazilian Rosewood) ・Baritone (German Spruce/Mahogany) です。 写真はリム…

Fine Adjusting Action

ここ最近サドルの底面の加工方法(削り方)について立て続けに質問を受けました。1人は楽器店の方、もう1人はリペアマンの方でしたが、もう1人はプレイヤーの方だったので細かいところまで見ているものだなと驚きました。 (ブリッジのサドル溝がきちんと加…

Vacuum Bridge Clamp

真空ポンプを使ったブリッジ接着用の治具を作りました。 これまでは当て木&クランプで接着していました。 問題が起きたことはありませんが、ブリッジのデザイン、力木のパターン、修理品の数だけ当て木が増えていきました。 ブリッジ側の当て木(一部)。 …

Wood × Shellac × Sunlight

製作中の鉄弦ギターのフレンチポリッシュをはじめました。 トップ材はプライベートストックのベアクロウジャーマンスプルースです。 サイドバック材は杢の出たマホガニーです。 セラックがのった材は、太陽光に当たると杢目がとても立体的に浮き上がります。…

Shaped the headstocks.

新作の7弦ギターと鉄弦ギターののヘッドを成形しました。 7 strings Classical RF。糸巻きのおさまり具合を確認しています。 Steel strings OO CW。 こちらのヘッドプレートは、バック材を切り取った板からブックマッチでとりました。 2本とも今月完成予定…

Classical RF & Nylon Crossover Electric RF

クラシックギターとナイロンクロスオーバーが完成間近です。 『Classical RF』 ロゼッタです。 トップは杉、サイドバックはローズです。 バック板チューニング中。 トップ板接着前。 バインディング作業中。 バインディング作業完了。 バインディング作業完…

The edges of the fret ends.

私のギターを使っている方に、「左手にネックが吸い付くようだ」としばしば褒めて頂きます。ネックの削り方、指板とネックの境目の処理の仕方、指板のRの出し方やその加減、フレット溝の切り方、フレット溝幅とフレットタング幅の関係などこだわっている箇所…

Current builds.

現在製作中のギターです。 『Classical RF』 杉/ローズのクラシックギターです。Raised Fingerboard仕様です。 『Classical CW Granadillo』 ストライプの入った杉/グラナディロのクラシックギターです。カッタウェイ仕様です。 『Nylon Crossover Electri…

Dying Wood & French Polishing.

新作ギターのフレンチポリッシュを始めました。写真は、最初のセッションが終わったところです。 今回はお客様の依頼により着色しました。オールドのバイオリンのようなアンティークの家具のようなイメージで仕上げています。 刷毛やスプレーガン、化学系塗…

Carving the neck.

新作の7弦ギターのネックを削っています。RF(Raised Fingerboard)で、仕込みはドイツ式です。

Fretting.

指板を削って、フレットをうちました。 今回はお客様のリクエストでブラジリアンローズウッド指板にドットのポジションマークを入れました。 この作業は、 (1)指板接着 (2)ネック削り (3)ボディとネックの接合 (4)塗装 など、ネック周りの接着や加工が全て終…

Side Sound Port and French Polishing

サイドサウンドポートを開けて、フレンチポリッシュを進めています。今回は久しぶりに鉄弦ギターが2本続きます。 OO LS ヨーロピアンメイプル RS グラナディロ

Glued the back on.

新作の厚胴OOのギターを進めています。 サイドバックはヨーロピアンメイプルです。 バックの力木を荒削りして、クラドニでチューニングを終えたところです。これからバックの力木があたる箇所をかきとるところです。 独立後47本目のギターです。 ・サイドバ…

Shaping the braces.

新作にとりかかっています。今回は鉄弦で、やや厚胴のOOサイズです。 裏板の割れ止めを削っています。材はヨーロピアンメイプルです。 裏板の力木をおおまかに削っています。この後クラドニでチューニングします。

Making bridges.

クラシックギターとクロスオーバーギター(ナイロン弦)の駒を製作しています。 材は主にローズ系を使います。これは40年ほど天然乾燥されたインドローズです。 表面を軽く削ってから、指定の寸法に切ります。 サドル溝、タイブロックの骨を接着する溝、弦穴…

Making a new classical.

新作クラシックギターの製作を開始しました。 今回は、サイドバックに杢のでたグラナディロを使用しています。 サイドサウンドポートの補強板を接着しています。 トップ板には、run-outがなくて且つ(敢えて)off-verticalな板を使います。 ある意図があって…

Shaping the center seam reinforcement.

バック板の割れ止めを削っています。 割れ止めは木目と直行する方向に貼ります。 バック板はトリファイド加工されたバーズアイメイプルです。

Working on rosettes.

ロゼッタの作業をしています。今回ロットのギターは、鉄弦1本&ナイロン弦3本です。 上から、 ・ベアクロウシトカスプルース/スネークウッドリング/マイクロトルナボス ・ジャーマンスプルース/アンボイナバールリング/マイクロトルナボス ・ウエスタンレッド…

Whole Lining

ギターの内側を見てみると、四隅に切り込みの入った部材があります。 サイド板とトップ板&バック板の「のりしろ」になる役割があって、「Kerfing(カーフィング)」や「Lining(ライニング)」と呼ばれています。 ※写真↑はYanase Cedar Project 2017より 私…

Fretting

モデルRS RF 「THE GRANADILLO」のフレッティングをしました。 まずは指板の鉋がけです。今回のように杢がでている材の場合は、立ち台鉋が便利です。 入り組んだ木目も問題なく削れます。 フレット溝をトライアングルファイルで面取りして、 フレットをうち…

Day by day, little by little

指板接着用のあて木に、わずかに狂いが生じていました。 本来は指板と当たる箇所は直線であるべきはずなのですが、0.1mmほど反っていました。そのまま接着しても、フレッティング前の指板の鉋がけで辻褄を合わせられる範囲ではありますが、気がついたのでさ…

Yanase Cedar Project (11)

ネックを進めています。 ネックにエボニーの補強を入れます。 ヘッドの突き板をはって、外形を整えます。 今回はエボニーが魚梁瀬杉を縁取りするようなデザインにしています。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚…

Necessary and sufficient

新作Nylon Crossover Electricのフレンチポリッシュを養生している間に、たまってきた修理品をこなしています。 今日はFranklinギターの修理をしました。 Nickさんのギターはトラスロッドが特徴的で、市販の(専用)工具では調整できないようになっています…

Bridges

過去に製作したギターのブリッジ(駒)をいくつかピックアップしてみました。 ~ナイロン弦用~ ~鉄弦用エボニー ~ こんな感じで作っています。 ~鉄弦用ブラジリアンローズ~ 上の個体は、Michael Kanekoさんの シグネイチャー用に製作しました。 ~鉄弦用…

About chladni

Ryosuke Kobayashi Guitarsでは、音作りにおいてクラドニによるチューニングを行なっています。ここ最近、展示会やSNSでよく質問を受けますが、これは単純に振動(の節or様子)を可視化するためのものです。 ギターの形上、板がフレーム(リム)に接着される…

About Guitar Soundboard

ご縁があって、(製作家としても著名な)アディロンダックスプルースのサプライヤーの方のインタビューを翻訳させて頂いています。彼は長年のキャリアの中で、2〜3本の例外を除きトップ材は全てアディロンで製作されてきたとのことです。その理由は、「ト…

Glueing the braces

Nylon Crossover のトップ板の力木を膠で接着しています。 スプルースの方がシダーよりも早く乾きます。 今回はラティスブレイスです。