Making
現在製作中のギターは、 Classical RF 650mm Classical RF 645mm Classical RF 640mm Nylon Crossover Electric RF Lefty です。以下、作業の様子です。 ロゼッタを作り、トップ板に溝を掘り、接着の準備が整いました。 接着後、面出しをします。 素材はメイ…
モザイクロゼッタについて多くのご質問を頂きますので、こちらに(現時点での)私の作り方をまとめておきます。 まずはヘリンボーンを作ります。ヘリンボーン(herringbone)とは文字の如くherring(ニシン)のbone(骨)という意味で、魚の骨の形に見えるのでそう呼…
災害に見舞われた方々に心よりお見舞い申し上げます。皆様の一日も早いご再建をお祈りいたします。 〜・〜・〜・〜 実験的なトップ材のギターを製作中です。 中央は古材のシトカスプルース、両サイドはイングルマンスプルースです。 両サイドの材は追い柾目…
新作が完成間近です。 ブリッジを接着しました。 指板を削り、 フレットを打ちました。 バックのフレンチポリッシュを続けます。 月末に完成予定です。
新作のフレンチポリッシュをしています。 トップ板は数十年寝かされていた琥珀色のスプルースです。 セラックを塗りロゼッタも立体的になりました。 柾目杢の微妙な凹凸を活かした仕上げにしています。自然が産み出す造形美を最大限活かすための工夫です。 …
現在製作中のギターは、 ・Classical ・Classical RF(オーダー品) ・OO(オーダー品) ・Nylon Crossover(Blue-Gさんにて展示販売予定) ・Nylon Crossover Electric (オーダー品) ・Nylon Crossover Electric(三木楽器さんにて展示販売予定) です。 パーフリン…
オープンチューニングを多用する方から、ファンフレット(マルチスケール)や張力に関するご相談を頂きました。 ・弦の密度・弦長・チューニング・張力 は相互に作用するので、3つが決まれば残りの1つは計算で出せます。けれど私の小鳥脳では毎回計算するの…
新作のClassical RF用のロゼッタを製作してトップ板に埋めました。 放射状のモザイクは、金太郎飴のような棒を作り、スライスして埋めています。 ヘリンボーンは突き板を重ねて、 スライスして、 幅を切り、 2枚1組にすると、 ヘリンボーンの出来上がりで…
Presentation Rosetteの作業をしました。 まずは金太郎飴を作ります。素材はローズウッド、サペリ、メイプル、ウエンジ、シナです。 切り出しました。 単位部材の幅は3mm余りです。 トップ板に溝を掘って、貝と木材の薄板と共にはめ込んでいきます。いわゆる…
現在製作中のギターは、 【RS】 →Blue-Gさんにて販売予定です。 ロゼッタです。 バック板の割れ止めです。 【Classical RF】 →三木楽器梅田店さんにて販売予定です。 バック板のインディアンローズウッドです。 ロゼッタです。 埋め込んだモザイクの鉋屑です…
久しぶりに大きめの修復作業をお引き受けさせて頂きました。(ご依頼主に許可を頂きましたので)備忘録を兼ねてご紹介させて頂きます。 尚、修理は音/構造/オリジナル性/予算/納期など、ご依頼主によって優先順位が異なります。今回は、“分解せずに(トップや…
※The subtitles in Portuguese and English will be available soon. 素晴らしい音楽家・マルセロ木村(Marcelo Kimura)さんが新たなプロジェクト“Art & Passion”の第一弾として、ドキュメンタリー動画を制作してくださいました。 是非ご覧頂けましたら幸いで…
ロゼッタの新たなオプションとして、“Presentation”をデザインしました。 放射状のモザイクはメイプル/サペリ/ウエンジからできていて、RSサイズのロゼッタでは部材数が2,140ピースにのぼります。 ざっくりとした製作工程です。 展示サンプルを作ったのです…
現在製作中のギターは、 ・RS Madagascar rosewood →三木楽器梅田店さんで販売予定 ・RS Presentation →三木楽器アコースティックインさんで販売予定 ・7strings Classical RF の3本です。 これはRS(マダカスカルローズ)のロゼッタのモザイクを埋めていると…
ロゼッタ(口輪)には、様々なデザインがあります。クラシックギターでは製作家の"署名"とも言える箇所なので、基本的に一度定まったデザインは固定することが多いようです。一方で鉄弦ギターにおいては、積極的に新しいデザインを採用していく傾向があるよ…
私が製作するギターのうち、下のデザインのブリッジの弦の留め方についてお問い合わせを頂きましたので、こちらにまとめておきます。 この記事では6弦を張ります。使用する穴が見やすいようにここでは1~5弦の穴をマスキングテープでふさいでいます。 ちなみ…
この度、当工房は神奈川県・旧相模湖地区内で移転いたしました。新工房は大変見晴らしの良い場所にあり、作風にも良い変化がありそうです。 尚、移転に伴う休業日はありませんが、新工房のセットアップのためご依頼頂いておりますギターの製作・修理に遅れが…
現在製作中のギターは以下の4本です。 ・Classical RF → sold・Classical RF → 三木楽器さんにて販売予定・RS Granadillo → sold・RS → Blue-Gさんにて販売予定 サイドを曲げる準備ができました。 曲がりました。 サイドとトップ/バックの"のりしろ"となる…
先日、製作中のナイロン弦ギターの製作過程をSNS上に投稿したところ、RF(Raised Fingerboard)の箇所をクローズアップした写真に他よりも大きなリアクションを頂きました。 そこで、私が理解している範囲でRFについて、またRFがもたらす効果とその理論(ある…
現在製作中のギターです。 右から ・Classsical RF ・Nylon Crossover Electric ・OM-CW ・Baritone です。 写真はリムにトップとバックを貼って、箱になった直後のものです。 クラシックギターのロゼッタの作業の様子です。中央のリングはアンボイナバール…
ここ最近サドルの底面の加工方法(削り方)について立て続けに質問を受けました。1人は楽器店の方、もう1人はリペアマンの方でしたが、もう1人はプレイヤーの方だったので細かいところまで見ているものだなと驚きました。 (ブリッジのサドル溝がきちんと加…
真空ポンプを使ったブリッジ接着用の治具を作りました。 これまでは当て木&クランプで接着していました。 問題が起きたことはありませんが、ブリッジのデザイン、力木のパターン、修理品の数だけ当て木が増えていきました。 ブリッジ側の当て木(一部)。 …
製作中の鉄弦ギターのフレンチポリッシュをはじめました。 トップ材はプライベートストックのベアクロウジャーマンスプルースです。 サイドバック材は杢の出たマホガニーです。 セラックがのった材は、太陽光に当たると杢目がとても立体的に浮き上がります。…
新作の7弦ギターと鉄弦ギターののヘッドを成形しました。 7 strings Classical RF。糸巻きのおさまり具合を確認しています。 Steel strings OO CW。 こちらのヘッドプレートは、バック材を切り取った板からブックマッチでとりました。 2本とも今月完成予定…
クラシックギターとナイロンクロスオーバーが完成間近です。 『Classical RF』 ロゼッタです。 トップは杉、サイドバックはローズです。 バック板チューニング中。 トップ板接着前。 バインディング作業中。 バインディング作業完了。 バインディング作業完…
私のギターを使っている方に、「左手にネックが吸い付くようだ」としばしば褒めて頂きます。ネックの削り方、指板とネックの境目の処理の仕方、指板のRの出し方やその加減、フレット溝の切り方、フレット溝幅とフレットタング幅の関係などこだわっている箇所…
現在製作中のギターです。 『Classical RF』 杉/ローズのクラシックギターです。Raised Fingerboard仕様です。 『Classical CW Granadillo』 ストライプの入った杉/グラナディロのクラシックギターです。カッタウェイ仕様です。 『Nylon Crossover Electri…
新作ギターのフレンチポリッシュを始めました。写真は、最初のセッションが終わったところです。 今回はお客様の依頼により着色しました。オールドのバイオリンのようなアンティークの家具のようなイメージで仕上げています。 刷毛やスプレーガン、化学系塗…
新作の7弦ギターのネックを削っています。RF(Raised Fingerboard)で、仕込みはドイツ式です。
指板を削って、フレットをうちました。 今回はお客様のリクエストでドットのポジションマークを入れました。 この作業は、 (1)指板接着 (2)ネック削り (3)ボディとネックの接合 (4)塗装 など、ネック周りの接着や加工が全て終わった後に行います。というのも…