新作のフレンチポリッシュをしています。
トップ板は数十年寝かされていた琥珀色のスプルースです。
セラックを塗りロゼッタも立体的になりました。
柾目杢の微妙な凹凸を活かした仕上げにしています。自然が産み出す造形美を最大限活かすための工夫です。
ヘッドです。塗装をしてサップのコントラストが引き立ちました。
ヘッド裏とボリュートです。ヘッドはスカーフジョイントで、ジョイント部がヘッドの裏に来るよう製材しています。さらにそのジョイント部を覆うようにヘッド裏には別のピースを接着しています。
手間はかかりますが、
・強度
・材の歩留まり
・見た目
の全てを満たすので気に入っており、ヘッド裏に敢えてネックと同じ材を接着するアイディアは2013年より何度も採用しています。
今月末に完成予定です。