Ryosuke Kobayashi Guitars

神奈川県相模湖に工房を構えるギター製作家・小林良輔のブログ。製作日誌や理念を綴っています。-Ryosuke Kobayashi Guitars-

2016-01-01から1年間の記事一覧

Glueing the braces

Nylon Crossover のトップ板の力木を膠で接着しています。 スプルースの方がシダーよりも早く乾きます。 今回はラティスブレイスです。

Trial and error of rosette design

片付けをしていたらこんなものが見つかりました。 ロゼッタのカービングパターンを模索していたのですね。 今は色々と削ぎ落として、このデザインに落ち着いています。 このパターンも幅やピッチなど色々と試したものです。 主張しすぎず全体にしっくり馴染…

Glueing the bridge on

Nylon Crossover のブリッジを接着しました。 ブリッジのあて木とボディ内側のあて木です。 接着中 膠は掃除が楽です。

アコースティック・ギター作りの匠たち2

シンコーミュージックさんより発売の、「アコースティック・ギター作りの匠たち2」にトップ板に関するインタビュー記事を掲載して頂きました。 「Tonewood Collection」という特集にも携わっています。 今号は日本の師匠である杉田健司先生、カナダの師匠で…

Yanase Cedar Project (3)

マルチピース/ブックマッチラミネートのバック板の加工です。 まずは木取りです。簡単なテンプレートを作って、美しい杢が入るように木取ります。 切り出しました。 バインディングと統一感を出すために、エボニーの装飾を挟んで接ぎました。 外周をラフカッ…

Yanase Cedar Project (2)

エボニー/魚梁瀬杉 のマルチピースバインディングを作りました。 この材を使います。 杢の良いところを選んで切り出しました。 これらの素材を重ねます。 接着します。 基準面を出して、 スライスしました。4本でギター1台分です。 曲げて完成です。 『Yana…

Glueing the neck onto the body

カスタムオーダーのOM Cutaway Tamarind (タマリンド)のネックを接着しました。 膠のオープンタイムを少し長くするために、接着面を白熱電球で温めています。 準備は丁寧に時間をかけて、本番はリズムよく行います。

Adjusting the neck angle

Nylon Crossover の仕込み角を調整しています。

Yanase Cedar Project (1)

指板を作りました。 エボニー指板に魚梁瀬杉をインレイしています。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚梁瀬杉(やなせすぎ)に焦点をあてたプロジェクトで、通常ラインとは別で製作を進めているギターです。 「…

アコースティックギター・マガジン vol.69

リットーミュージックさんの「アコースティックギター・マガジン vol.69」にRyosuke Kobayashi Guitarsの取材記事を載せて頂きました。 是非ご覧ください。よろしくお願いします。

アコースティックギターブック43

シンコーミュージックさんより発売の「アコースティックギターブック43」に、木材の記事を寄稿させて頂きました。併せてインタビュー記事も掲載して頂きました。 是非ご覧ください。よろしくお願いします。

OO Michael Kaneko Signature

Michael Kaneko さんのギターのフレッティングをしています。 指板(ハカランダ材)を円錐状に削ります。「Compound Radius」と呼ばれます。 また、高音側と低音側のサドルの出具合をなるべく均一にするために、若干ねじりをいれながら削ります。これはサド…

OO Michael Kaneko Signature

シンガー/ソングライター/ギタリスト の Michael Kaneko さんにご注文頂いた、OO MK Signatureのネックを接着しました。

2016 OM RF Brazilian Rosewood

Ryosuke Kobayashi Guitars 2016 OM RF Brazilian Rosewood 新作の鉄弦ギターが完成しました。 RF(Raised Fingerboard / Elevated Fingerboard)仕様です。 フレンチポリッシュによるセラック塗装です。 指板とブリッジにはスネークウッドを使用しています…

Raised fingerboard

OM RF Brazilian Rosewood のレイズドフィンガーボードのネック製作の様子です。 ラミネートしています。 カーリー杢の出たスパニッシュシダーとキルト杢の出たペアウッドです。 ここにはエポキシを使います。 ヒールブロックを接着しています。 指板の接着…

French polishing the sides

カスタムオーダーのOM RF をフレンチポリッシュしています。 「RF」とは、Raised Fingerboard の略です。

Tuning the back

OM RF Brazilian Rosewood のバック板をチューニングしました。

Shaping the back reinforcement

OM RF Brazilian Rosewood のバック板の割れ止めを削っています。

Flush cutaway

師匠のSergei de Jonge さんが1980年代に考案したカッタウェイです。 ヒールの形状に合わせてサイド板をひねりながら曲げます。 美しさだけでなく、ハイフレットでの演奏性がさらに向上します。 ボディ側です。 ネック側は、仕込み角を決めつつ、ヒールをサ…

Spring has officially come!

工房があるここ相模湖にもようやく春が訪れました。

Side sound port

サイドポートは、師匠のSergei de Jonge さんが開発したサイド板のサウンドホールのことです。 SergeiさんがLaskin(ラスキン)さんに見せたところ、彼はさらに開閉式のドアを取り付けました。今日では、「SergeiさんとLaskinさんの共同開発」として知られて…

Two more trojis

keystone stringed instruments の西さんに頼まれて、トロジーを作っています。 場所をとるので、さっと作ってさっと納品します。 西さん、ありがとうございます。

Small Plane

反り台の豆鉋を仕込みました。 力木のスキャロップなどに便利です。 (大きさ比較としてブリッジピンをおいています。) 下端(底面)が反っています。 鉋身は幅も厚みもテーパーがかかっています。 まずは幅のテーパーに合わせて押さえ溝を削ります。 次に…

Bandsaw insert

バンドソー(帯鋸)に標準でついていたアルミのインサートが非常によろしくなかったので、特注のステンレス製のものに交換しました。 これはオリジナルのものです。 薄っぺらくて、高さは4箇所のイモネジで調整します。 硬い材を挽き割りすると結構な振動で…

Glueing the bridge on

カスタムオーダーのOM Figured Granadillo のブリッジを接着しました。 素晴らしい杢のでたサップ入りのグラナディロです。 残り数セットになりました。 ご興味のある方はご連絡ください。