オープンチューニングを多用する方から、ファンフレット(マルチスケール)や張力に関するご相談を頂きました。
・弦の密度
・弦長
・チューニング
・張力
は相互に作用するので、3つが決まれば残りの1つは計算で出せます。けれど私の小鳥脳では毎回計算するのが一苦労です(笑)。加えてナイロン弦の場合はストレッチの前後で密度が大きく変わります。そこで、張力を計測するための簡易治具を作りました。
この治具を使うことで、例えば、
「650mm&プロアルテノーマルと640mm&ハナバッハ赤では張力がどれくらい違う?」
「650mm&プロアルテノーマルの1弦と同じ張力で、オーガスチンSHTの1弦をDにチューニングしたときに必要な弦長は?」
といったことを実測値でお示しできるようになりました。
ただしギターそのものを弾いて感じることが全てなので、数値はあくまでも目安に過ぎないことを付け加えておきます。