Making
新作の厚胴OOのギターを進めています。 サイドバックはヨーロピアンメイプルです。 バックの力木を荒削りして、クラドニでチューニングを終えたところです。これからバックの力木があたる箇所をかきとるところです。 独立後47本目のギターです。 ・サイドバ…
新作にとりかかっています。今回は鉄弦で、やや厚胴のOOサイズです。 裏板の割れ止めを削っています。材はヨーロピアンメイプルです。 裏板の力木をおおまかに削っています。この後クラドニでチューニングします。
クラシックギターとクロスオーバーギター(ナイロン弦)の駒を製作しています。 材は主にローズ系を使います。これは40年ほど天然乾燥されたインドローズです。 表面を軽く削ってから、指定の寸法に切ります。 サドル溝、タイブロックの骨を接着する溝、弦穴…
新作クラシックギターの製作を開始しました。 今回は、サイドバックに杢のでたグラナディロを使用しています。 サイドサウンドポートの補強板を接着しています。 トップ板には、run-outがなくて且つ(敢えて)off-verticalな板を使います。 ある意図があって…
バック板の割れ止めを削っています。 割れ止めは木目と直行する方向に貼ります。 バック板はトリファイド加工されたバーズアイメイプルです。
ロゼッタの作業をしています。今回ロットのギターは、鉄弦1本&ナイロン弦3本です。 上から、 ・ベアクロウシトカスプルース/スネークウッドリング/マイクロトルナボス ・ジャーマンスプルース/アンボイナバールリング/マイクロトルナボス ・ウエスタンレッド…
ギターの内側を見てみると、四隅に切り込みの入った部材があります。 サイド板とトップ板&バック板の「のりしろ」になる役割があって、「Kerfing(カーフィング)」や「Lining(ライニング)」と呼ばれています。 ※写真↑はYanase Cedar Project 2017より 私…
モデルRS RF 「THE GRANADILLO」のフレッティングをしました。 まずは指板の鉋がけです。今回のように杢がでている材の場合は、立ち台鉋が便利です。 入り組んだ木目も問題なく削れます。 フレット溝をトライアングルファイルで面取りして、 フレットをうち…
指板接着用のあて木に、わずかに狂いが生じていました。 本来は指板と当たる箇所は直線であるべきはずなのですが、0.1mmほど反っていました。そのまま接着しても、フレッティング前の指板の鉋がけで辻褄を合わせられる範囲ではありますが、気がついたのでさ…
ネックを進めています。 ネックにエボニーの補強を入れます。 ヘッドの突き板をはって、外形を整えます。 今回はエボニーが魚梁瀬杉を縁取りするようなデザインにしています。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚…
新作Nylon Crossover Electricのフレンチポリッシュを養生している間に、たまってきた修理品をこなしています。 今日はFranklinギターの修理をしました。 Nickさんのギターはトラスロッドが特徴的で、市販の(専用)工具では調整できないようになっています…
過去に製作したギターのブリッジ(駒)をいくつかピックアップしてみました。 ~ナイロン弦用~ ~鉄弦用エボニー ~ こんな感じで作っています。 ~鉄弦用ブラジリアンローズ~ 上の個体は、Michael Kanekoさんの シグネイチャー用に製作しました。 ~鉄弦用…
Ryosuke Kobayashi Guitarsでは、音作りにおいてクラドニによるチューニングを行なっています。ここ最近、展示会やSNSでよく質問を受けますが、これは単純に振動(の節or様子)を可視化するためのものです。 ギターの形上、板がフレーム(リム)に接着される…
ご縁があって、(製作家としても著名な)アディロンダックスプルースのサプライヤーの方のインタビューを翻訳させて頂いています。彼は長年のキャリアの中で、2〜3本の例外を除きトップ材は全てアディロンで製作されてきたとのことです。その理由は、「ト…
Nylon Crossover のトップ板の力木を膠で接着しています。 スプルースの方がシダーよりも早く乾きます。 今回はラティスブレイスです。
片付けをしていたらこんなものが見つかりました。 ロゼッタのカービングパターンを模索していたのですね。 今は色々と削ぎ落として、このデザインに落ち着いています。 このパターンも幅やピッチなど色々と試したものです。 主張しすぎず全体にしっくり馴染…
Nylon Crossover のブリッジを接着しました。 ブリッジのあて木とボディ内側のあて木です。 接着中 膠は掃除が楽です。
カスタムオーダーのOM Cutaway Tamarind (タマリンド)のネックを接着しました。 膠のオープンタイムを少し長くするために、接着面を白熱電球で温めています。 準備は丁寧に時間をかけて、本番はリズムよく行います。
Nylon Crossover の仕込み角を調整しています。
Michael Kaneko さんのギターのフレッティングをしています。 指板(ハカランダ材)を円錐状に削ります。「Compound Radius」と呼ばれます。 また、高音側と低音側のサドルの出具合をなるべく均一にするために、若干ねじりをいれながら削ります。これはサド…
シンガー/ソングライター/ギタリスト の Michael Kaneko さんにご注文頂いた、OO MK Signatureのネックを接着しました。
OM RF Brazilian Rosewood のレイズドフィンガーボードのネック製作の様子です。 ラミネートしています。 カーリー杢の出たスパニッシュシダーとキルト杢の出たペアウッドです。 ここにはエポキシを使います。 ヒールブロックを接着しています。 指板の接着…
カスタムオーダーのOM RF をフレンチポリッシュしています。 「RF」とは、Raised Fingerboard の略です。
OM RF Brazilian Rosewood のバック板をチューニングしました。
OM RF Brazilian Rosewood のバック板の割れ止めを削っています。
師匠のSergei de Jonge さんが1980年代に考案したカッタウェイです。 ヒールの形状に合わせてサイド板をひねりながら曲げます。 美しさだけでなく、ハイフレットでの演奏性がさらに向上します。 ボディ側です。 ネック側は、仕込み角を決めつつ、ヒールをサ…
工房があるここ相模湖にもようやく春が訪れました。
サイドポートは、師匠のSergei de Jonge さんが開発したサイド板のサウンドホールのことです。 SergeiさんがLaskin(ラスキン)さんに見せたところ、彼はさらに開閉式のドアを取り付けました。今日では、「SergeiさんとLaskinさんの共同開発」として知られて…
keystone stringed instruments の西さんに頼まれて、トロジーを作っています。 場所をとるので、さっと作ってさっと納品します。 西さん、ありがとうございます。
反り台の豆鉋を仕込みました。 力木のスキャロップなどに便利です。 (大きさ比較としてブリッジピンをおいています。) 下端(底面)が反っています。 鉋身は幅も厚みもテーパーがかかっています。 まずは幅のテーパーに合わせて押さえ溝を削ります。 次に…