高知県の県木・魚梁瀬(やなせ)杉を主役にして製作したギターとその一連の活動『Yanase Cedar Project』についてまとめました。(2019.10.25追記) ①概要日本三大スギ美林の一つであり、高知県の県木に指定されている魚梁瀬(やなせ)杉を主役にしたギターで…
『Yanase Cedar Project』とは、私の母親の故郷である高知県の県木・土佐杉/魚梁瀬杉(やなせすぎ)に焦点をあてたプロジェクトで、通常ラインとは別で製作したギターです。
モデル「Nylon Crossover Electric」のデモ動画第二弾を公開しました。 曲は「Stella by Starlight」、演奏は松原慶史さんです。 撮影・録音・編集は矢掘孝一さんにご協力して頂きました。 Nylon Crossover Electric demo -Stella by Starlight-/Ryosuke Kob…
Ryosuke Kobayashi Guitars 2017 OM TB Cutaway TB(Tapered Body)仕様の作品です。ロゼッタにはブルーパウアをあしらいました。 フレンチポリッシュによるセラック塗装です。 このギターの詳細は、三木楽器さんまでお問い合わせください。
Ryosuke Kobayashi Guitars 2017 Nylon Crossover Electric Cocobolo サイドバックに中南米ローズ(ココボロ)を使ったナイロンクロスオーバー(ピックアップ付)です。ボディらフレンチポリッシュによるセラック塗装、ネックはラッカー塗装です。 今回は駒…
モデル 「Nylon Crossover Electric」のデモ動画第一弾を公開しました。 曲は「Danny Boy」、演奏は松原慶史さんです。 撮影・録音・編集はなんと矢掘孝一さんにご協力して頂きました。 Nylon Crossover Electric demo -Danny Boy-/Ryosuke Kobayashi Guitars
指板接着用のあて木に、わずかに狂いが生じていました。 本来は指板と当たる箇所は直線であるべきはずなのですが、0.1mmほど反っていました。そのまま接着しても、フレッティング前の指板の鉋がけで辻褄を合わせられる範囲ではありますが、気がついたのでさ…
Ryosuke Kobayashi Guitars 2017 Nylon Crossover Electric 新作のナイロンクロスオーバー(ピックアップ付)が完成しました。 フレンチポリッシュによるセラック塗装です。 このギターの詳細は、三木楽器さんまでお問い合わせください。
ネックを進めています。 ネックにエボニーの補強を入れます。 ヘッドの突き板をはって、外形を整えます。 今回はエボニーが魚梁瀬杉を縁取りするようなデザインにしています。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚…
新作Nylon Crossover Electricのフレンチポリッシュを養生している間に、たまってきた修理品をこなしています。 今日はFranklinギターの修理をしました。 Nickさんのギターはトラスロッドが特徴的で、市販の(専用)工具では調整できないようになっています…
過去に製作したギターのブリッジ(駒)をいくつかピックアップしてみました。 ~ナイロン弦用~ ~鉄弦用エボニー ~ こんな感じで作っています。 ~鉄弦用ブラジリアンローズ~ 上の個体は、Michael Kanekoさんの シグネイチャー用に製作しました。 ~鉄弦用…
バインディングとパーフリングの作業が終わりました。 フレンチポリッシュをしたらこんな感じの色合いになる予定です。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚梁瀬杉(やなせすぎ)に焦点をあてたプロジェクトで、通…
トップをリム(フレーム)に接着して箱にした後で、バインディング&パーフリングの作業をしています。 エボニー、魚梁瀬杉、ブルーパウアをつかって額縁加工(マイター)をしているところです。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知…
バック板とリム(フレーム)を接着しました。 今回はコンセプトモデルなので、ラベルもこのギター専用のものを刷りました。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚梁瀬杉(やなせすぎ)に焦点をあてたプロジェクトで…
Ryosuke Kobayashi Guitarsでは、音作りにおいてクラドニによるチューニングを行なっています。ここ最近、展示会やSNSでよく質問を受けますが、これは単純に振動(の節or様子)を可視化するためのものです。 ギターの形上、板がフレーム(リム)に接着される…
Ryosuke Kobayashi Guitars 2016 Nylon Crossover 新作のナイロンクロスオーバーです。トップ材には、師匠のSergei de Jonge(サーゲーデヤング)さんから譲り受けたベアクロウのジャーマンスプルースを使いました。 フレンチポリッシュによるセラック塗装で…
サイドとブロックを接着しました。 ライニングを接着して、 その間にバックのチューニングをしています。 狙い通りの振動をコントロールできました。 (クラドニ技法を使ったチューニングについてはこちらをどうぞ。) 『Yanase Cedar Project とは?』 私の…
トップ板を膠で接いだ後、ロゼッタの作業をしました。 トップ材はこのベアクロウスプルースにしました。 ロゼッタ材の魚梁瀬杉です。 トップ板を接いで、ロゼッタ材を埋める溝を掘ります。 魚梁瀬杉のリング、ブルーパウア、ストリップを埋めます。 余白をチ…
サイド(マルチピース/ブックマッチラミネート) の作業工程です。 まずはマルチピースの材を作ります。 両サイドの白い材は、この後曲げる際に魚梁瀬杉の割れや変形を軽減する役割を果たします。ボディが出来上がった後でバインディングがくる場所なので完…
ネックの加工をはじめました。 今回はアラスカンイエローシダーをベースに作ります。 幅を半分に切って、 接着面を出して 装飾材をはさみます。 指板との接着面を出します。ここが基準面になります。 鉋屑からとても良い香りがして作業が楽しいです。 『Yana…
ご縁があって、(製作家としても著名な)アディロンダックスプルースのサプライヤーの方のインタビューを翻訳させて頂いています。彼は長年のキャリアの中で、2〜3本の例外を除きトップ材は全てアディロンで製作されてきたとのことです。その理由は、「ト…
Nylon Crossover のトップ板の力木を膠で接着しています。 スプルースの方がシダーよりも早く乾きます。 今回はラティスブレイスです。
片付けをしていたらこんなものが見つかりました。 ロゼッタのカービングパターンを模索していたのですね。 今は色々と削ぎ落として、このデザインに落ち着いています。 このパターンも幅やピッチなど色々と試したものです。 主張しすぎず全体にしっくり馴染…
Nylon Crossover のブリッジを接着しました。 ブリッジのあて木とボディ内側のあて木です。 接着中 膠は掃除が楽です。
シンコーミュージックさんより発売の、「アコースティック・ギター作りの匠たち2」にトップ板に関するインタビュー記事を掲載して頂きました。 「Tonewood Collection」という特集にも携わっています。 今号は日本の師匠である杉田健司先生、カナダの師匠で…
マルチピース/ブックマッチラミネートのバック板の加工です。 まずは木取りです。簡単なテンプレートを作って、美しい杢が入るように木取ります。 切り出しました。 バインディングと統一感を出すために、エボニーの装飾を挟んで接ぎました。 外周をラフカッ…
エボニー/魚梁瀬杉 のマルチピースバインディングを作りました。 この材を使います。 杢の良いところを選んで切り出しました。 これらの素材を重ねます。 接着します。 基準面を出して、 スライスしました。4本でギター1台分です。 曲げて完成です。 『Yana…
カスタムオーダーのOM Cutaway Tamarind (タマリンド)のネックを接着しました。 膠のオープンタイムを少し長くするために、接着面を白熱電球で温めています。 準備は丁寧に時間をかけて、本番はリズムよく行います。
Nylon Crossover の仕込み角を調整しています。
指板を作りました。 エボニー指板に魚梁瀬杉をインレイしています。 『Yanase Cedar Project とは?』 私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚梁瀬杉(やなせすぎ)に焦点をあてたプロジェクトで、通常ラインとは別で製作を進めているギターです。 「…