サイド(マルチピース/ブックマッチラミネート) の作業工程です。
まずはマルチピースの材を作ります。
両サイドの白い材は、この後曲げる際に魚梁瀬杉の割れや変形を軽減する役割を果たします。ボディが出来上がった後でバインディングがくる場所なので完成時にはなくなります。
バンドソー(帯鋸)でスライスします。
厚み出しをします。
(特殊杢の)魚梁瀬杉の特性を考慮して、ラミネートします。
左から順に、1.8mmポートオーフォードシダー/0.6mmマッカーサーエボニー/1.8mm魚梁瀬杉です。
曲げます。
マッカーサーエボニーは十分薄いので、pre-bendする必要はありません。
ラミネート用のモールドです。
ラミネートします。
曲げ&ラミネート完了です。
『Yanase Cedar Project とは?』
私の母親の故郷である高知県の県木、土佐杉/魚梁瀬杉(やなせすぎ)に焦点をあてたプロジェクトで、通常ラインとは別で製作を進めているギターです。
「サウンドメッセ in OSAKA2017」と「TOKYOハンドクラフトギターフェス2017」にて展示予定なので是非ご高覧ください。宜しくお願いいたします。
仕様と製作過程の写真を順にアップする予定です。
トップ:ベアクロウスプルース
指板:エボニー(魚梁瀬杉インレイ)
ネック:アラスカンイエローシダー/魚梁瀬杉
ロゼッタ:魚梁瀬杉、彫刻、ブルーパウア
弦長:630mm