Ryosuke Kobayashi Guitarsでは、音響を考えて全てのギターをフレンチポリッシュ塗装で仕上げています。
ラッカーやポリなどの化学塗料に比べると高度な技術が必要ですし、途方もない手間がかかります。
また汗にも反応しやすく、非常にデリケートな塗膜です。
それでもこの方法を採用しているのは、化学塗料では不可能な「薄い塗膜」が得られるからです。当然ギターの鳴りに大きく影響してきます。
しかしながら、(音響、値段、見た目、扱いやすさなど、)プレイヤーの優先順位によってベストな塗装は異なるので、どの塗装が良くてどの塗装は悪いという優劣の話ではなくて、それぞれの塗装にはそれぞれの特徴があるとご理解頂ければと思います。
私の場合、基本となるシェラック(シードラック、ブロンズシェラック、プラチナシェラック)に、天然の樹脂(ベンゾエ、マスティック、サンダラック)を加えています。