先月中旬から工房に里帰りしていましたNylon Crossover Electric Cocoboloの調整が完了しました。
三木楽器アコースティックインさん(詳細ページはこちら)にて展示販売中です。よろしくお願いいたします。
トップはウエスタンレッドシダーです。
サイドバックは中南米ローズ(ココボロ)です。ココボロを使用したギターはこちらが最後の製作になります。
アンボイナバールとチップカービングのロゼッタです。サウンドホールの内側はエボニーを巻いています。
柾目のココボロです。
サイドサウンドポート仕様です。
傷防止のためのクリアピックガードの下側が、見る角度によってうっすらと白っぽくなっている箇所があります。初めての経験で、
・木材(ウエスタンレッドシダー)
・塗装(フレンチポリッシュ)
・ピックガードの粘着材
の何が反応(?)したのか、あるいは組み合わせによるものなのか、経験不足により原因がわかりません。
使用上は全く問題ありませんので、ご理解頂けますと幸いです。
せっかく里帰りしたので、ナットの素材を(牛骨から)マンモスの牙に変更しました。マンモスの牙は音響的に象牙とよく似た特徴を持ちますが、象牙がワシントン条約により輸出入が禁止されているのに対して、マンモスは既に絶滅しているため輸出入が可能です。とはいえ埋蔵量が限られた素材ですので非常に希少且つ高価であることに変わりはありません。
今回、オプションであるマンモスの牙をサービスで取り付けました。素晴らしい模様が出ています。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。