(財)日本木材総合情報センター様よりご依頼を受け、月刊誌『木材情報』の5月号に寄稿させて頂きました。ギター製作家としての立場・視点から、トーンウッドの現状と課題、国産材の可能性について書いてあります。
主に川上側の方々に情報を提供するための冊子ですが、
・木材は"火がつきやすい"けれど"燃え尽きるには時間がかかる"という長所に注目した「燃えしろ設計」
・森林スポーツや自然の中でのアクティビティ
・建築のマスカスタマイゼーション化
・コロナとDIY
など、環境問題に関心のある方のみならず、自然の中で過ごすことが好きな方から木という素材そのものに魅力を感じる方まで、幅広く楽しめる記事が掲載されています。
もちろんギター好きな方や木目フェチの方には絶対読んで頂きたい内容です(笑)。
まとめて仕入れますのでご興味のある方は下記アドレス宛にメッセージをください。送料込みで1,100円/冊です。
info@kobayashiguitars.com
以下、寄稿させて頂きました記事の内容と見出しです。
日本木材総合情報センター『木材情報』5月号
『楽器用木材(トーンウッド)の現状と課題、国産材の可能性について』小林良輔(ギター製作家)
1.はじめに
1.1楽器製造業界に起きた混乱
1.2混乱を引き起こしたもの
1.3筆者について
2.トーンウッドの現状と課題
2.1トーンウッドの種類
2.2材の産地
2.3浮き彫りになる課題
3.国産材の可能性
3.1.1脱均質化と高付加価値材
3.1.2クラフト主義との邂逅
3.2Yanase Cedar Projectで得た成果
3.3圧密技術を用いた新たなトーンウッドの開発
4.おわりに
以上、よろしくお願いいたします。
最後にウッドデザイン賞運営事務局のT様、株式会社ナイスのM様・I様、『木材情報』企画分析員のM様、『木材情報』担当S様、大変お世話になりました。ありがとうございました。ここがスタートなので、形にできるよう一歩ずつ進んでいきます。