新作の厚胴OOのギターを進めています。
バックの力木を荒削りして、クラドニでチューニングを終えたところです。これからバックの力木があたる箇所をかきとるところです。
独立後47本目のギターです。
・サイドバックが(比較的軽い)メイプル単板
・14フレットネックジョイント
・(鉄弦ギターなので)トラスロッドを仕込む
・ヘッドがソリッド
ということでギターの重心が上がるため、バラストとしてエンドブロックにエボニーをラミネートしています。
↑写真では当て木に隠れていますが、将来的にピックアップが載る可能性もあるので、エンドピンジャックが来る場所は落とし込んでいます(エンドピンジャックはネジの長さの関係上、厚みが約20mm以上あると取り付け不可なものがほとんどです。)エンドブロックとトップ板&バック板との接着面積は増やしたくないので、ライニングと同じ幅のマホガニー部のみが接着されるようにブロックを斜めにおとしています。
サイドサウンドポートの補強です。サイド板のメイプルと写真に見えている内側のメイプルの間に、マッカーサーエボニーの薄板を3枚挟んでいます。木目を交差させるように挟んで割れ防止をしています。
何度もバックをフィットさせて、リムの掻き取りの幅と深さを微調整します。
接着が完了しました。