Troji(トロジー)とは、ラリビーギターのJean Larrivéeさんが開発したボディクランプです。
ギターのボディをはさんで固定し、ダブテイルの加工、ボディエンドの額縁加工、サイドのフレンチポリッシュなど様々な作業を行います。
Mark Kett(マーク・ケット)さんが改良して今の形になったそうです。
ちなみにMark KettさんはSergeiさんの元弟子なので僕からすると同門の兄弟子にあたる方で、現在はインレイ職人としてLinda Manzer(リンダ・マンザ)さんをはじめ多くの製作家のカスタムインレイを手がけています。
今回、サブの作業場用に新たに一台作りました。
片方の板は固定されていて、ハンドルがついているもう片方の板はバネ蝶番がつけられています。
ハンドルにはボルトがついていて、固定されている板側にはナットが仕込まれています。
ハンドルを回すと、バネ蝶番がついている方の板が開閉する仕組みです。
なければ製作ができないわけではありませんが、あるととても便利です。